こんにちは、チオノタイカイです。
今日は青山fansへの入店最終日になります。
明日からはふわふわ氏と荒井氏のいつものおふたりが担当しておりますので、よろしくお願いします。
さて、今回はエキゾチック好きとして有名になってきたチオノタイカイが「オーストリッチ」の魅力について語りたいと思います。

色んなレザーでオーダーできるFANS、荒井氏のシューズですが、実はオーストリッチもあります。
選ぶ方は少ないと思いますね。
街中で履いている人もほとんど見た事がありません。
……しかし、それはあえて言うなら!オーストリッチの魅力が十分に認識されていないからだと思います!!!

今日履いていたマイオーストリッチシューズです。
ヴィンテージ品です。
贅沢なホールカットでべべルドウェスト、出し縫いは細かく、それでいてメス入り。
ドレッシーな場面で映えてくれるのでかなり愛用しております。
シワの入り方がキレイなので普段はあえてキーパーを使っていません。

リムーバーをしっかりかけました。
オーストリッチは繊細な革、という声も聞きますが、実感としては全然そんなことありません。
お手入れは普通の牛革と同じように、リムーバーをかけてクリームを塗って磨く、という特殊なこともせずにずっと愛用しています。
ちなみにつま先に小傷があるのわかりますか?
たぶん写真ではまったくわからないのではないかと思います。
独特のシボ感があるのでキズが目立ちづらいんです。
革自体の耐久性も「牛革の倍」という噂も聞いた事あります。
試してみたことがないのでわかりませんが、体感としてもその噂には信ぴょう性があるなぁと感じています。
つまり、オーストリッチは非常にタフな素材だと思っています。

リムーバーをしっかり目にかけてからクリームナチュラーレで磨きました。
このツヤ感いかがでしょうか?
ドレッシーでラグジュアリーな独特のこの雰囲気、エキゾチックレザーが高級品として寵愛されている理由がよくわかります。
いやらしい雰囲気に映るかもしれませんんが、足元にくるとこのくらいがちょうどいいんです。
オーストリッチはタフな力強さとラグジュアリーさも兼ね備える稀有なレザーだと思います。
輝く攻撃力、頑強な守備力、攻守ともに優れるオーストリッチ、靴としては「最強」なんじゃないかという気がしています。
また履いてみるとわかりますが、牛革とは全然違う感触が特におもしろいんですよ。
ペッカリーの手袋に似たもちっとした弾力と、それなのにぐにょーんとは伸びる気配がない硬さと、近いものが思い当たりません。
クロコやリザードの硬質な感じと比べてもかなり足にフィットする質感です。
エキゾチックにハマるチオノタイカイの気持ちが少しでも伝わればと思います。